麻原彰晃の死刑執行に思うこと
麻原彰晃の死刑が執行された。平成を象徴する事件が一区切りついたのかなと思う。
私は横浜出身なので、小学生の時には至る所で坂本弁護士一家の捜索願のようなビラが貼られているのを見た。食卓を囲む一家3人の写真をよく覚えている。当時はオウムとの関連づけは全くされていなくて、一家で行方不明になった事件という認識だった。
松本サリン事件が起きた時は14歳だった。この時もオウムの関与は知らなかった。マスコミが犯人扱いした第一発見者が犯人なんだと思っていた。
そのよく年地下鉄サリン事件が起こった。当時は期末テストの後で午後早く家に帰っていて、テレビのワイドショーで地下鉄で大変なことが起きているって事件を中継しているのをずっと見ていた記憶がある。当時は何人も人が死ぬような大事件になるとは思っていなかった。
その後、オウムに容疑がかけられ、テレビに教団の幹部たちが連日登場して潔白を主張するのを見ていた。
その後上九一色村の教団の施設に強制捜査が入って麻原彰晃が逮捕され教団の犯行が徐々にわかってくる。
中学生だった私たちの間では尊師とかポアとかイニシエーションとかオウム用語が大流行していた。
そのうち私も大人になって事件のインパクトも薄れて行ってだんだん忘れて行った。
大人になって丸ノ内線の霞ヶ関駅を通って通勤するようになって、ここら辺がサリン事件の現場なんだよなとか思い出すこともあった。
私は当事者じゃないし子供だったので当時のみんなと一緒で、半ばエンターテイメント感覚でオウムの事件を見てきた。平成も終わるし私もおっさんになって一つの区切りがつこうとしている。
転職もするし。なんか新しいことが始まりそうな感じがする。
じゃあの。