レジリエンスの講義ノート 5 Thinking traps and Real-Time resilience
Courseraで受講しているレジリエンスの講義がとても役立つのメモっておきたい。
メンタル弱い人とかぜひ勉強してみるといいと思う。
www.coursera.org
私が受講しているのはペンシルベニア大学のポジティブ心理学の講座。
ペンシルベニア大学にはポジティブ心理学を作ったマーティン・セリグマン 先生がいて、ポジティブ心理学の総本山みたいな大学。
その大学の講義が格安で日本で受講できるとかいい時代になりましたな。
レジリエンスを簡単に言うと、同じ出来事を経験しても、病んでしまう人もいるし、なんとも思わない人もいる。前者は悲観的な思考をする人で、後者は楽観的な思考をする人。楽観的な思考をする人の方が、病みにくいし、仕事のパフォーマンスも高いし、病気にもなりにくい。
この思考の癖は訓練で変えることができる。悲観的な人は楽観的な思考を身につけることで、困難に強い心を育てることができるよってこと。
昨日学んだことをまとめてみる。
5 Thinking Traps
悲観的な思考には5つのタイプがある。
①Mind Reading
他人の思考を勝手に推測してしまうこと。
例えば仕事で上司に怒られたとして、「上司は多分私に失望している。次の人事で降格しようと考えているのでは?」とか勝手に推測してしまう。上司に実際聞いたわけじゃないのに。
②Me trap
勝手に自分を責める。「上司に怒られた。私はなんてダメな人間なんだ。最悪だ。生まれてこなければよかった」とか。
③Them trap
周りのせいにする。「私が上司に怒られたのは、元はと言えば同僚のあいつのミスなんだ。くそ、ムカつく。許せない。激おこぷんぷん丸」とか。
④ Catastrophizing
どんどん悪くなる方向に考えてしまう。「上司に怒られた。首になって、家のローンが支払えなくなって、家族が路頭に迷って、一家心中するしかなくなる」みたいな。
⑤Helplessness
一個の悪いことが、ほかにも伝播すると考えること。「上司に怒られた。他の仕事でも怒られそう。お客さんにも怒られそう。後輩にもバカにされそう」とか。
Real Time Resilience
5 Thinking Traps を防ぐための方法がある。
戦略1 Evidence
証拠を使って反論する。
使い方:それ(悲観的な考え)は事実じゃない、なぜなら、(証拠を提示)
「上司に怒られた。もうダメだ。でも、今回はミスしたけど、前は褒められた。人事評価だって悪くない。期待してるって言ってくれたこともあるので、あえて叱ってくれてるのかも」とか
戦略2 Reframe
見直す。
使い方:これを(悪い出来事)いい方向に捉えると、
「上司に怒られたけど、悪いところを直すチャンスだ。もっと上の役員とかに怒られる前に直せてよかった」とか