ストーリーとしての競争戦略
移動
昨日は学生時代の親友の結婚式があったので大阪に移動した。マイルが貯まっていたので飛行機で移動。一緒に時間を過ごしてきた仲間だから本当に嬉しい。その後、翌日福岡で仕事があるので、新大阪から新幹線で福岡まで移動。福岡では屋台でご飯を食べて寝た。
移動時間が多かったのでだいぶ本を読むことができた。読んでた本は2つ。
小さな会社の魅力と集客が10倍アップするホームページのつくり方
- 作者: 菅谷信一
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 770回
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小さな会社の魅力と集客が10倍アップするホームページのつくり方は昨日の記事にも書いたけど、ホームページのてこ入れをするために勉強している本。7割程度読み終わった。何が強みなのか?ってのを見出すために社長や社員にインタビューするための質問表があって、これに答えると自分たちの差別化要因が見えてくる気がしてきた。早速やってみようと思う。
ストーリーとしての競争戦略
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)は一橋大学の楠木先生の本。MBAに入る前に読んだんだけど、最近、楠木先生の講演があるって話を聞いて思い出したので再読している。名前の通り優れた戦略はストーリーであるべきだって内容。これはケースを読んでいるとよくわかる。
例えば、アマゾンのジェフ・ベゾスが最初に描いた戦略なんか素晴らしいストーリーになっている。ネットで人は物を買うんだって仮説を立てて、一番相性がいい本の取扱を始めて、利益を全部ユーザーが使いやすいシステム開発に投資して、ユーザーを増やして、取扱商品を増やして、さらに使いやすいシステム開発に投資して、ユーザーを増やして・・・・
このスパイラルを回すために全てのリソースのベクトルを合わせて、徹底的に実行することで、いつの間にか誰も追いつけない巨大なプレイヤーになっている。
とにかく、ストーリーとしてワクワクしないような戦略は筋が良くないねってことを言っている。読みやすくて難しい理論を知らなくても腹落ちするし、読んでるうちに経営学の標準的な理論も勉強できるからオススメ。
以前は勉強のためとか興味のために読んでたんだけど、自分のビジネスを持った今としては、より現実的な視点で読むことができた。ストーリーとして面白くて可能性を感じるまで戦略を考え尽くさないとダメだな。
いろんなフレームワークを使って分析っぽいことをして、それをまとめて戦略って言ってお茶を濁すことが多いからな。
勉強になった。