ポジティブ心理学の勉強 オプションBでレジリエンスを学ぶ 第4章
【第4章 自分を許す】
レジリエンスの強い人は自分への思いやりを持てる人だと言う実験結果が得られています。
例えば「結婚が破綻した人たちを調査した研究で、自尊心や楽観性、離婚前のうつ症状、結婚生活や別居生活の長さなどはレジリエンスとはなんの関係もなかった。
離婚の苦しみを受け止め乗り越えるのに一番役立ったのは自己への思いやりだった」と言う研究結果が紹介されています。
また自分を思いやることで、罪の意識から恥の意識を持てるようになります。罪の意識を持つ人は、自分を否定せず、罪を償って次はより良い行いをしようと考えます。一方、恥の意識を持つ人は、自分はちっぽけな人間なんだと自分を否定してしまいます。
研究でも罪の意識を持つ人の方が、恥の意識を持つ人よりもレジリエンスが高いことが確認されています。
またジャーナリングの有効性にも触れられています。ジャーナリングとは10分から15分程度で、自分が考えていることをひたすら書き出す行為です。
ジャーナリングについてはこちらで詳しく説明されています。
http://うつ回復.jp/ジャーナリング-548.html
ジャーナリング専用のアプリなんかもあるみたいです。
ascii.jp
ジャーナリングに加えてその日よくできたことを書き出すこともレジリエンスに効果があります。小さなことでいいのでうまくできたことを書きます。例えば掃除をできたとか。それが小さな成功体験になりこの積み重ねで自信を取り戻すことができます。