ポジティブ心理学の勉強 オプションBでレジリエンスを学ぶ 第8章
【第8章 一緒に強くなる】
この章ではレジリエンスが個人の中だけではなく、個人の間で育まれることが書かれています。
例えば、子供を亡くした親、自殺で家族を亡くした人たちの自助グループがあります。ここでは、同じ傷を負った人たちが自分たちの体験を共有して支え、支えられます。
自助グループ、サポートグループ、分かち合いの会に関する情報 【グリーフ・サバイバー】
薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症など、依存症の自助グループも有名です。ここでも、自分の弱さを認めて、同じような依存に苦しんでいる人たちが支え合います。
本書の中では、飛行機事故でアンデス山脈で遭難して生き残った生存者が集団で希望を持って生き残った話、テロの被害者たちが悲しみや怒りを乗り越えた姿などが紹介されています。
日本では東日本大震災の悲劇から一丸になって立ち直ろうとしている姿がこれに当たるのだと思います。
コミュニティの一員になれば、自分一人では持てないほどの力を持つことができます。
悲しみやストレスから回復する時、私たちは一人でなんとかしようと思いがちですが、このようなコミュニティの力を使うと言う選択肢があることを頭に入れておくのは大事だと思います。
次回:第9章 仕事での失敗と学び