逃げる力
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2018/03/17
- メディア: 新書
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読み終わった。ブラック企業とかパワハラ受けてる人とかは、追い込まれて会社を辞めるっていう選択肢がなくなっているけど、逃げていいんだよ、命とか家族の方が大切なんだから。でも、そこまで追い込まれてない人は逃げたら逃げ癖がつくからダメだよ。ってことが書かれているんだけど、おじさんが自分の主張を気持ちよく書いてるって感じがした。
なんか科学的なエビデンスとかがないから、飲み屋で上司が自分の経験から得た理屈をドヤ顔で聞かせてるって感じ。
そういう考えのおじさんもいるんだねって感じ。
仕事は生活のためと割り切って、一番大事なのは家族との時間だって考えは、こういう考えの人もいるんだと思って有益だった。
私のような漠然とした不安や不満を感じて迷ってる人は対象外だった。もっと激しい環境にいる人は逃げなよって話で、これはごもっともだと思う。
問題は私のように収入的には安定しているし、そんな激しい環境でもないけど、漠然としたモヤモヤを感じている人って結構いると思うんだけど、そういう人が書いた本とかないのかな。それともこんな恵まれた環境でぐちぐち悩んでいるのは自分だけなんだろうか。
こういう気づきを得られたので読んで良かったかな。では。