MBAホルダーがものすごい勢いで起業する日記

メガベンチャーのマネージャー。現在起業準備中。起業するまでの軌跡を全て残します。

うつ状態になって会社を辞めたことを祖父に告白した

私は大阪に祖父がいて、ちょうど大阪に出張してたので祖父に会いに行った。

 

去年祖母が亡くなって、今は1人で住んでいて、叔母が世話をしてくれている。

 

祖父は大企業で定年まで勤め上げた人だった。

 

祖父は私に期待をしていた。自分のように大企業で出世して欲しいと言う期待を感じていた。

 

幸い私は大企業に入ることができて、祖父は嬉しいようだった。

 

本当はパワハラうつ状態になって、仕事から外されて、出世コースから外れて燻っていたんだけど、祖父に会うたびに仕事は順調だよと答えていた。

 

10年近く働いて、小さな会社に転職した。

 

祖父はショックだったようだ。なぜ安定した大企業を辞めて、名も知らない会社に入ったのか、会うたびに聞いて来た。私は聞かれるたびに誤魔化していた。

 

私の祖父もそうだし、母も多分同じことを考えてるんだと思う。なぜ大企業を辞めたのか。

 

私の家族は学歴とか会社の格とかそう言うのをとても気にする。私はそんな環境で育ったので、家族の期待に応えるために頑張らなきゃいけない、と思って、それが理想と現実のギャップになって自分を責めて病んだのではないか、と最近そんな仮説を立てている。今回その殻を破ってみようと思った。

 

いつものように祖父と話していて、普段は不安にさせたくないので弱音を吐かないんだけど、今回はいろいろ悩んでいると話した。

 

じゃあなんで前の会社を辞めたんだって聞かれて、本当のことを言った。順調に仕事して出世しているんじゃなくて、本当はパワハラうつ状態になって、前線から外されて、そのまま自分の思うようなキャリアを積んでいなくて、不満があった。それでチャレンジできる小さな会社に飛び込んだこと、それでもやはり病みかけていること、自分は家族の期待に応えられるような優秀な人間じゃないこと、なんかを話してみた。

 

祖父はずっとなぜ私が大企業を捨てたのか理解できなくて心配していたので、隠し続けるのがいいのか、カミングアウトして真実を知ってもらう方がいいのか、どちらがいいのかわからないけど、最後まで隠し続けて漠然とした心配をかけ続けるより良いのかな?と思って話してみた。1番は自分の理想の殻を捨てるためだけどね。

 

祖父の反応はよくわからない。今まで順調だと思ってたのがそうじゃなかったので、少しはビックリしたんだろう。それで会社を辞めるのは理解できないみたいだった。1つ言われたのは、会社に相談できる人がいたら良かったのにな、ということ。

 

これは確かにそうだと思う。信頼できて、人生相談できる人がいれば、違ったのかもしれない。私は人とそう言う関係を作るのが確かに苦手だ。社会人になってから仕事関係で本当に心を許せる人間関係を作ったことがない。

 

自分の気持ちはどうだったかと言うと、朝起きると頭がどんよりしていた。この件のことを考えて、正しかったのか間違いだったのかわからない。仮説では、本当の自分をさらけ出すことで朝スッキリ目覚めるはずだったんだけど。

 

まあ、人生そう簡単にうつは晴れないってことだね。ただ確実に一歩踏み出した気がする。

 

同じように悩んでいる人の参考になれば。では。

こんな記事も書いてるよ!