MBAホルダーがものすごい勢いで起業する日記

メガベンチャーのマネージャー。現在起業準備中。起業するまでの軌跡を全て残します。

ポジティブ心理学の勉強 オプションBでレジリエンスを学ぶ 第6章

【第6章 喜びを取り戻す】
この章ではストレスフルな経験から回復するために喜びを取り戻すことの重要さが書かれています。
サンドバーグさんは夫を亡くした直後、もう以前のような普通の幸せを感じることはないでしょうとFacebookに投稿します。

そのときは本当にそう思っていましたが、夫の死から4ヶ月後に親友たちに招かれたパーティーで、
心の底から喜びを感じることができたことに気づきます。
喜びを感じた罪悪感からまた泣いてしまうのですが、ともかく喜びを再度感じられたことに意味があると理解します。

そして自分が笑うようになって、子供達も元気になっていることに気づいて、再度喜びを感じられるように生活を変えます。
夫のことを思い出すので避けていた以前の記憶を新しい家族の記憶として塗り替えていきます。

サンドバーグさんは子供達と「やり直そう」という言葉を合言葉にして、夫のことを思い出すのでやめていたことを再度始めます。
例えば、夫のことを思い出すから避けていた以前家族で遊んだゲームを残された3人の家族で始めます。
自分一人では頑張れないけど、誰かのため、(この場合は子供のため)なら頑張れるのです。

喜びは感じる大きさより頻度が多いほうがレジリエンスが高まることがわかっています。
例えば、家族との死別などストレスフルな出来事が起こった時に、日常のちょっとしたことに喜びを感じることが出来た人の方が、出来事の前と同じレベルの喜びを感じることができるようになります。
ストレスフルな出来事が起こった後は塞ぎ込んで世間との接触を絶ってしまう人が多いのですが、再びなんらかの形で社会に関わりを持って、その中で喜びを感じた人がレジリエンスが高くなります。
喜びを感じられるようになるまで復活するのを待つ前に、小さな喜びを感じられるように動き出したほうが回復が早いのです。

この喜びを再び感じるために、やりたいことリストを書いて実践してみた人の話や、
毎日その日の喜びを3つ書き出したサンドバーグさんの体験が書かれています。

また喜びを感じる方法としてフロー体験について触れられています。
フロー体験は心理学者のチクセントミハイさんが提唱したポジティブ心理学の重要な概念です。

超簡単に言うと、例えばスポーツ選手が最高に集中している瞬間にゾーンに入ると言いますが、このようなゾーンに入った瞬間って幸せ度がめちゃくちゃ高いよねってことです。
私たちも自分の限界に挑戦するようなタスクに集中している時にゾーンに入ることが出来て、それが喜び度をあげることになるのです。
ですので、趣味でも仕事でもボランティアでも、このような状態になれるようなものを始めるのがレジリエンスに効果があります。

フロー体験についてはこちらをご覧ください。

www.the-academic-times.com


次回:第7章 レジリエントな子供を育てる
 
OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

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