MBAホルダーがものすごい勢いで起業する日記

メガベンチャーのマネージャー。現在起業準備中。起業するまでの軌跡を全て残します。

町田康の「しらふで生きる 大酒飲みの決断」を読んでいる。

この本を読んでいる。

30年間毎日お酒を飲んできた町田康がふとしたきっかけで酒をやめることにした体験談。

いつも読んでるブログで紹介されてたので思わず購入して読んでみたんだけど非常に面白い。

私も禁酒をしているし、酒以外にも辞めたいことがあってヒントになるかと思って読んでみた。

超要約するとこんな感じの理論。
・人は自己評価が高い。優秀な自分は幸福になる権利があると思っている。
・そんな優秀な自分が、昼間にクソみたいな人生を送って何も楽しいことがなかった。
・これを埋め合わせるために、酒を飲んで幸福なる権利が俺にはある
・だから飲む

というマインドで人生の虚しさとか物足りなさを埋めるために酒を飲んでいる。酒を飲んでいる時は幸福なれるけど、根本的な解決に至ってないのでまた不満が募って酒を飲む。そのうち酒に依存して、飲まれてしまう。

町田康は考え方を変えることでこのスパイラルから脱却した。

・自分は普通以下のアホだ、と自覚する。なので埋め合わせる必要はない。
・とはいえ、自分を貶めすぎない、そのためには他人と自分を比べて被害者意識をもたない

この2点がポイント。

実はこの考え方は今読んでる7つの習慣に通じるところがある。自分が影響を持てる範囲の中で行動する。自分を変えることで周囲を変える。周りがわかってくれないから、こんなに不幸で、それを埋め合わせるために酒で快楽を得る。

のではなく、自分を変えることで周りを変える、そうすると影響の持てない外部環境のせいで私はこうなってるんだって被害者意識がなくなる。そうなると何かで埋め合わせをする必要がなくなるし、実際自分が変わることで周りも変わるので逃げる必要がなくなる。

自分は普通以下のアホだと自覚するところも同じく、ちゃんと自分を認識して自分の人格を高めることで、周りがよくなって行く。先に周りが変わるのではなくて、自分が変わるべしって思想に繋がると思う。

7つの習慣は難しいんだけど、この本は文書が面白くてどんどん読めるので、気分転換にもなる。いい本に出会えてよかった。

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